GetAccountProp/SetAccountProp関数(TKInfo.dll)(Ver7.33対応版)
 GetAccountProp関数は、LoadAccountProp関数で読み込まれたアカウントプロパティ中の値を取り出して返します。
 SetAccountProp関数は、LoadAccountProp関数で読み込まれたアカウントプロパティ中の値を書き換えます。

 SetAccountProp関数で書き換えた内容は、後からSaveAccountProp関数で保存しないと、実際のアカウントプロパティには反映されません。また、送受信途中でSaveAccountPropしても、現在の送受信のためのアカウントプロパティには反映されず、次の送受信以降にだけ反映されます。

パラメータ1(文字列型)
 取り出し/書き換えたいパラメータの名前です。名前には以下の種類があります。
 ちなみに名前には法則があり、「sz」で始まる物は文字列型、「f」で始まる物はフラグ(0か1かの値)、「c」または「n」で始まる物は数値型となっています。
szTitleアカウント名。これを変更してSaveAccountPropすると、アカウント名(=フォルダ名)が変更される。
szName差出人の情報 - 名前
szEmail差出人の情報 - メールアドレス
szOrganization「差出人についての追加情報 - 所属(Organization:ヘッダ)を指定する」がONの時の、所属文字列。オプションOFFの場合は空文字列か、または\x01で始まる特殊な文字列が入っている場合があります。オプションOFFにしたい場合は""をセットしてください。
szReply「差出人についての追加情報 - 返信用のアドレス(Reply-To:ヘッダ)を指定する」がONの時の、返信アドレスの文字列。オプションOFFの場合は空文字列。
fBccAlways「Bccヘッダの追加」のオプション。(szBccEmailとセット)
szBccEmail「Bccヘッダの追加」のオプションがONの時の、「Bcc:」ヘッダに設定する文字列(メールアドレス)
szSmtpServer「送信メールサーバー(SMTP)」の文字列。SMTPサーバーのホスト名
szPop3Server「受信メールサーバー(POP3)」の文字列。POP3サーバーのホスト名
szPop3Account「メールサーバー」ページの「メール・アカウント」の文字列。POP3サーバーまたはIMAP4サーバー用のユーザーアカウント
szPop3Password「メールサーバー」ページの「パスワード」の文字列。POP3サーバーまたはIMAP4サーバー用の用のパスワード。
注意:GetAccountPropでszPop3Passwordを取得しようとするとエラーになり、内容の取得は失敗します。SetAccountProp専用になります。
szDialupEntry「このアカウント用には以下のダイヤルアップ接続が必ず必要」がONの場合の、「接続先」の文字列。
fSavePassword「メールサーバー」ページの「パスワードを保存する」のフラグ。POP3サーバー用のパスワードを保存するかどうかのフラグ
fPopBeforeSmtp「認証方式 - POP before SMTP」のフラグ
fSaveOnServer「受信したメールをサーバー上に残す」のフラグ
fDialup「このアカウント用には以下のダイヤルアップ接続が必ず必要」のフラグ
(1の場合はszDialupEntryが有効となる)
fDialupAtRecv「このアカウント用には以下のダイヤルアップ接続が必ず必要」がONの時の、受信時にダイヤルアップ接続が必要かどうか。「受信時のみ」または「両方」がONだとここがONになる。
fDialupAtSend「このアカウント用には以下のダイヤルアップ接続が必ず必要」がONの時の、送信時にダイヤルアップ接続が必要かどうか。「送信時のみ」または「両方」がONだとここがONになる。
fLeaveDialup「このアカウントの送受信が終わったら切断する」のフラグ。
fRecvLog「受信メールのログを作る」のフラグ
fSendLog「送信メールのログを作る」のフラグ
fExcludeFromAllTransmitこのアカウントを「すべて送受信」の対象外とするかどうかのフラグ(1の時に対象外となる)。「全般的な設定 - 送受信」の中のアカウント毎のチェックON/OFFのフラグ
fFilterAtRecv受信時に自動振り分けするかどうかのフラグ
fReplySignature「返信メールにも署名を付ける」のフラグ
fForwardSignature「転送メールにも署名を付ける」のフラグ
nLogRetainMonth「ログを保持しておくおおよその期間」の値。0〜127の場合は月単位、128以上の場合はその値を128で割った余りの値で日単位の意味になる。(ややこしい)
fApop「認証方式 - APOP認証」のフラグ
cSaveOnServerDate「一定期間置いてから削除する」の日数の値。0の場合は「一定期間置いてから削除する」のオプションがOFF(=ずっと置いておく)という意味。
fExcludeFromAutoDownこのアカウントを「定期的な受信」の対象外とするかどうかのフラグ(1の時に対象外となる)。「全般的な設定 - 定期受信」の中のアカウント毎のON/OFFフラグ。
fFilterAtSend「送信時に自動振り分けする」のフラグ
nAutoDownInterval  定期受信の時の、定期受信の間隔に対して、このアカウントを「何回に1回の割合で対象とするか」の値。例えばここが1なら定期受信時に毎回受信し、2なら2回に1回の割合で受信する。「全般的な設定 - 定期受信」の「アカウント毎の指定...」の中の設定
nPop3Port「メールサーバー - 詳細」ページのPOP3サーバーへ接続するポート番号。IMAP4の場合はIMAP4用のポート番号
nSmtpPort「メールサーバー - 詳細」ページのSMTPサーバーへ接続するポート番号
szSmtpAccount「メールサーバー - 詳細」ページの「送信用のアカウント指定」がONの場合の、「アカウント」の文字列。空の場合はオプションOFFの意味になる。
szSmtpPassword同じく、SMTPサーバーまたはPOP before SMTP時用のパスワード
注意:GetAccountPropでszSmtpPasswordを取得しようとするとエラーになり、内容の取得は失敗します。SetAccountProp専用になります。
fSaveSmtpPassword同じく、そこにある「パスワードを保存する」のフラグ
cPopLoginDelay「メールサーバー - トラブル対策」の中にある「POP before SMTP時の、ログイン後の待ち時間」の値(秒単位)。遅延無しの場合は0。
fESMTP「認証方式 - SMTP-AUTH」のフラグ。「SMTP認証」とも言う。
szAuthServer「メールサーバー - 詳細」の「POP before SMTP用認証サーバー」がONの時の、ホスト名文字列。空の場合はオプションOFF。
fDontUseUidl「メールサーバー - トラブル対策」の「UIDLコマンドを使わない」のフラグ
cServerTimeout「メールサーバー - トラブル対策」の「タイムアウト時間」。デフォルトは120だが、0なっている場合も120秒という意味になる。
fDontChangeIconAtRecv「上級者向け - その他」の「定期受信時、新着メールがあっても音を鳴らしたりアイコンを変化させたりしない」のフラグ。「全般的な設定 - 定期受信」の「アカウント毎の指定...」にもある。
fSaveUidlInMail「メールサーバー - トラブル対策」の「UIDL文字列をX-TuruKame-UIDL:ヘッダを使って保存する」のフラグ。
このフラグはfImapSync等の他の特定のフラグがONになると勝手にONになります。また、OFFにしようとしても、他の特定のフラグがONだとOFFに出来ません。
fDontUseTop「メールサーバー - トラブル対策」の「TOPコマンドを使わない」のフラグ
cbSizeLimit「上級者向け - その他」の「大きなメールはダウンロードしない」がONの時の、制限サイズの値(バイト単位)、0以下の場合はオプションOFFの意味(負の数もありえる)。ダイアログボックス上の値はキロバイト単位になってますが、ここの値はバイト単位です。
szEmailAlias「個人情報 - 詳細」の「自分用メールアドレスの別名」。
fMailFromFrom「メールサーバー - トラブル対策」の「送信時のMAIL FROM:<...>コマンドで通知するメールアドレス」の「メールのFrom:ヘッダを参照する」のフラグ。
cbPartialSend「上級者向け - その他」の「大きなメールは分割して送信する」の分割サイズ(バイト数)、0の場合はオプションOFF。ダイアログボックス上の値はキロバイト単位になってますが、ここの値はバイト単位です。
fFlyingRecv「メールサーバー - 詳細2」の「メール受信の高速化」フラグ
szSignature「テンプレート/署名」ページで指定されてる署名の内容。個別指定してる場合はその内容となり、「設定 - テンプレート/署名」にて作成した署名を指定してる場合には、そこで指定された署名の内容文字列となります。署名の名前を取得することは出来ません。SetAccountPropでここを指定した場合は、アカウント毎設定が「個別指定」に書き換わります。
szNewTemplate「テンプレート/署名」ページの「新規メール用のテンプレート内容。「署名」と同様に、内容の取得/セットしか出来ません。
szReplyTemplate返信メール用のテンプレート
szForwardTemplate転送メール用のテンプレート
szAccountGroup現在アカウントが属しているアカウントグループ名
fPopOverSSLPOP over SSLのフラグ
fSmtpOverSSLSMTP over SSLのフラグ
fSSLNoCertificateCheckSSLでの「証明書を検証しない」のフラグ
fPopOverSSLV3「fSSLVersionSpecify」がOFFの場合用:POP over SSLでの、TLS/SSL3.0を有効にするかどうかのフラグ。1の場合はTLSまたはSSL version3.0が有効となり、0の場合はSSL version2.0でのみの接続となる。現在の秀丸メールでは設定不可です。
fSmtpOverSSLV3「fSSLVersionSpecify」がOFFの場合用:同じく、SMTP over SSLでの、TLS/SSL3.0を有効とするかどうか。現在の秀丸メールでは設定不可です。
fPopStartTLSPOP over SSLで、STARTTLSを使うかどうか
fSmtpStartTLSSMTP over SSLで、STARTTLSを使うかどうか
fNTLMAuth「認証方式 - セキュリティで保護されたパスワード認証(NTLM認証)」のフラグ
fDontSpamFilter迷惑メールフィルターを通すかどうか(1なら通さない)
szBookRelation「上級者向け - アドレス帳グループ」の「このアカウントとアドレス帳・グループを関連づける」がONの時の、アドレス帳グループとの関連づけ。""ならオプションOFF
szRecvBypass「上級者向け - メールのバイパス」の「受信したメールを他のアカウントに移動する」のオプションON時の、バイパスバイパス先文字列。""ならオプションOFF
fSentBypass「上級者向け - メールのバイパス」の「送信済みメールも移動する」のフラグ
fIgnoreRecvError「上級者向け - その他」の「受信時にエラーが起きてもメッセージ表示しない」のフラグ
fRemoteMailAtAutoDown「全般的な設定 - 定期受信」の「アカウント毎の設定...」の先にある「リモートメールの一覧の取得のみ」のフラグ
szMailFromSpecify「メールサーバー - トラブル対策」の「送信時のMAIL FROM:<...>で通知するメールアドレス」の中の「個別指定」オプションがONの時の、個別指定文字列。""ならオプションOFF。
fHeloHost「メールサーバー - トラブル対策」の「送信時のHELO/EHLOコマンドでの自コンピュータ名指定」のオプション。
szHeloHostfHeloHostが1の時の、コンピュータ名文字列。
authtype「メールサーバー - トラブル対策」の「SMTP-AUTHの方式」の値。0なら自動、1ならCRAM-MD5、2ならLOGIN、3ならPLAIN
recvSrv受信メールサーバーの種類。0ならPOP3サーバー、0xA9ならIMAP4サーバー、0xAAならMicrosoft Graph API。
nAccountIconフォルダ枠に表示するアイコンの種類。0〜7まで指定出来ます。(V5.30β8から追加)

以下はVersion5.72以降からのみ使えます。
fCcAlways「個人情報 - 詳細」の「Cc:ヘッダの追加」オプション。(szCcEmailとセット)
szCcEmail「Cc:」ヘッダに設定する宛先文字列(メールアドレス)
fNN2MThrough「上級者向け - その他」の「メーラーdeネットニュース専用のログイン手続きをする」のオプション
fBccNoAttach「上級者向け - Bcc宛先」の「Bcc:の宛先には添付ファイルを送らない」オプション
fPreFilter「メールの振り分け - 詳細」の「メールのヘッダだけ受信して不要なメールを選別する」のオプション
fCheckMailBoxLimit「上級者向け - 容量チェック」の「サーバー上のメール総バイト数が一定以上になったら警告する」のオプション
fImapCRAMMD5「メールサーバー - 詳細」の「POP3/IMAP4サーバーへの認証方式=CRAM-MD5」のオプション
fImapAllFolderIMAP4での「メールをダウンロードする対象フォルダ」の「対象フォルダの指定」か「除外対象フォルダの指定」かどっちか。1なら「除外対象フォルダの指定」の意味。
fImapUnseenIMAP4での「未読属性の付いたメールのみをダウンロードする」のオプション
fImapLeaveUnseenIMAP4での「ダウンロードしたメールをサーバー上で未読属性のままにする」のオプション
fAesEncryptアカウント毎設定がAES暗号化されてるかどうかのフラグ。(書き込み不可)
fShowRemoteFolder「上級者向け - その他」の「リモートメール一覧をフォルダとして表示する」のオプション
fImapInboxExcludeIMAP4での受信対象フォルダにINBOXを含むかどうかのフラグ
nMailBoxLimitLowByte「上級者向け - 容量チェック」の「サーバー上のメール総バイト数が一定以上になったら警告する」のオプションON時の、総バイトのチェック値(1〜65535)の下位バイト
nMailBoxLimitHighByte同じく、総バイトのチェック値の上位バイト
fCheckMailSize「LISTコマンド時のメールサイズと実際のサイズが同じかチェックする」のオプション → 廃止
fDownloadReverse「メールサーバー - 詳細2」の「最新のメールから順番にダウンロードする」のオプション
fDontGdsGoogleデスクトップでメール検索するオプションがONの場合の、アカウント毎のON/OFFオプション(1ならOFF)→ 廃止
fRetryLogin「メールサーバー - 詳細 - 再試行」の「サーバーへのログインに失敗したら再試行する」のオプション
fCcNoForward「個人情報 - 詳細」の「『そのまま転送』の場合はBcc/Ccヘッダを付けない」のオプション

以下はVersion6.78β2以降からのみ使えます。
fSSLVersionSpecify「SSL/TLSのバージョン指定」のオプション
fNotSSL20「SSL/TLSのバージョン指定」がONの時の、「SSL2.0」のオプション。
0でON、1でOFF。(意味が逆なので注意!)
fSSL30「SSL/TLSのバージョン指定」がONの時の、「SSL3.0」のオプション
fTLS10「SSL/TLSのバージョン指定」がONの時の、「TLS1.0」のオプション
fTLS11「SSL/TLSのバージョン指定」がONの時の、「TLS1.1」のオプション
fTLS12「SSL/TLSのバージョン指定」がONの時の、「TLS1.2」のオプション
fSecondName「差出人の名前に別の名前も切り替えて使う」のオプション
fImapUploadSent「メールサーバー - POP3/IMAP4 - 送信済みメール」の「送信済みメールをIMAPサーバーに自動アップロード」のオプション
fThreadFilterRecv「メールの振り分け - 詳細」の「スレッドの親メールと同じフォルダに振り分ける」の「受信したメール」オプション
fThreadFilterSendもONにすると、「両方」の意味になる。
fThreadFilterSend「スレッドの親メールと同じフォルダに振り分ける」の「送信したメール」オプション
fThreadFilterRecvもONにすると、「両方」の意味になる。
fImapIdle定期受信の「アカウント毎の指定」の中にある「IDLEコマンドを使って新着メールを監視する」のオプション
fImapIdleSkipAutoDown定期受信の「アカウント毎の指定」の中にある「IDLEコマンドの応答があるまで定期受信しない」のオプション
fOAuth「GmailのOAuth認証」のオプション
fImapCheckDuplicationIMAP4のPOP3風モードでの「重複メールは受信しない」のオプション
fDontAutoCollapse「全般的な設定 - フォルダ」の「アカウント/フォルダの自動折りたたみ」の「例外指定」の中にある自動折りたたみしない用のオプション
fImapRetrieveSlow「IMAPゆっくり受信(トラブル対策用)」のオプション
fRetryLoginEver「サーバーへのログインに失敗したら再試行する」の下にある「成功するまで再試行を繰り返す」のオプション
fDeleteReverseSync「サーバーで削除済みのメールは受信フォルダ上からも削除」のオプション
fDeleteReverseSyncLong「サーバーで削除済みのメールは受信フォルダ上からも削除」の下にある「削除チェック対象を無期限にする」のオプション
nSendableMailInMinute「連続送信をゆっくりにする」およびその通数指定。負の数または0の場合はオプションOFF、1〜100の値の場合はオプションONで、通数がその値の指定。
szSecondName1「差出人の名前に別の名前も切り替えて使う」の「名前1」。名前2はマクロからは指定不可。というか、こっちをセットすると名前2は消えてしまう制限があります。
szImapUploadSentFolder送信済みメールをIMAPサーバーに自動アップロードする時の、アップロード先のアカウント名+フォルダ名
fDeleteRemoteSync「削除されたメールは次回受信時にサーバー上からも削除する」のオプション
fDeleteRemoteSyncTrash「削除されたメールは次回受信時にサーバー上からも削除する」の下にある「(ゴミ箱フォルダへ移動しただけでもサーバーから削除)」のオプション
fImapSyncIMAP時の同期モードかどうか。1だと同期モード、0だとPOP3風モード
fImapSyncMoveCopyIMAP同期モードでの「メールの移動/コピーもサーバー上に反映させる」のオプション
fImapSyncTrashIMAP同期モードでの「ゴミ箱用のフォルダ指定」のオプション
szImapSyncTrashIMAP同期モードでの「ゴミ箱用フォルダの指定」の右側のゴミ箱用フォルダ名
fImapSyncDraftIMAP同期モードでの「草稿フォルダの同期」のオプション
szImapSyncDraftIMAP同期モードでの「草稿フォルダの同期」のフォルダ名
fImapSyncUnreadIMAP同期モードでの「未読/既読状態の同期」のオプション
fImapSyncDontDeleteFolderIMAP同期モードでの「フォルダの削除はしない」のオプション
fImapSyncSoonIMAP4での「即座に同期」のオプション
fImapNotSyncFolderNotShowIMAP同期モードでの「対象じゃないフォルダは秀丸メール上に表示しない」のオプション


パラメータ2(SetAccountPropの時のみ)
 書き換える値です。フラグまたは数値の場合は数値を指定し、文字列型の値の場合は文字列を指定しないといけないです。

注意: セットする値がおかしいと、それが原因で秀丸メールが誤動作をする可能性があります。その辺ご注意ください。
 どういう値をセットすればいいのか分からない場合は、アカウント毎設定をいろいろいじってそれによってGetAccountPropの値がどう変化するかをご自身で調べてみることをお勧めします。


返り値(数値型、文字列型) GetAccountPropの場合
 GetAccountPropの返り値は、フラグまたは数値型の場合は数値を返し、文字列の場合は文字列型を返します。


返り値(数値型) SetAccountPropの場合
 SetAccountPropの場合は、値の書き換えに成功した場合は1、失敗した場合は0を返します。ちなみに、「署名、テンプレート」以外の文字列型は、長さが79バイト以内でないとダメです。それ以上の長い文字列を指定するとエラーになります。また、フラグの所に0、1以外の値を書き込もうとすると、これもエラーになります。


テンプレート/署名についての補足説明
 szNewTemplateなどのテンプレート/署名関係の値は、少々特殊な動作をします。
 アカウント毎の設定でのテンプレートの設定が、「参照指定」となっている場合にGetAccountPropでテンプレート/署名内容を参照すると、「参照指定」となっている先のテンプレート/署名内容を返します。
 SetAccountPropでテンプレート/署名を書き換えると、たとえ元の設定が参照設定となっていても、「個別指定」に設定しなおされて、その個別指定の内容が書き換えられます。


アカウントグループ名についての補足
 アカウントグループ名はGetAccountPropする分には普通に使えますが、SetAccountPropについては今のところ正常動作しません(V3.07β21時点で)。


#n = dllfunc("LoadAccountProp", "テストアカウント" );
#fSavePassword = dllfunc("GetAccountProp", "fSavePassword");
$name = dllfuncstr("GetAccountProp", "szName");
#n = dllfunc("SetAccountProp", "fSavePassword", 0);
#n = dllfunc("SetAccountProp", "szBccEmail", "hoge@fuga.com");
#n = dllfunc("SaveAccountProp");

動作確認マクロ
    loaddll "tkinfo.dll";
    $account = dllfuncstr("CurrentAccount");
    #n = dllfunc("LoadAccountProp", $account);
    if( #n == 0 ) {
        message "エラー";
        endmacro;
    }

    $prop[0] = "szTitle";
    $prop[1] = "szName";
    $prop[2] = "szEmail";
    $prop[3] = "szReply";
    $prop[4] = "szSmtpServer";
    $prop[5] = "szPop3Server";
    $prop[6] = "szPop3Account";
    $prop[7] = "szDialupEntry";
    $prop[8] = "fSavePassword";
    $prop[9] = "fPopBeforeSmtp";
    $prop[10] = "fSaveOnServer";
    $prop[11] = "fDialup";
    $prop[12] = "fLeaveDialup";
    $prop[13] = "fRecvLog";
    $prop[14] = "fSendLog";
    $prop[15] = "fExcludeFromAllTransmit";
    $prop[16] = "fFilterAtRecv";
    $prop[17] = "fReplySignature";
    $prop[18] = "nLogRetainMonth";
    $prop[19] = "fApop";
    $prop[20] = "fFlyingRecv";
    $prop[21] = "cSaveOnServerDate";
    $prop[22] = "fExcludeFromAutoDown";
    $prop[23] = "fFilterAtSend";
    $prop[24] = "nAutoDownInterval";
    $prop[25] = "nPop3Port";
    $prop[26] = "nSmtpPort";
    $prop[27] = "szSmtpAccount";
    $prop[28] = "fSaveSmtpPassword";
    $prop[29] = "cPopLoginDelay";
    $prop[30] = "fESMTP";
    $prop[31] = "szAuthServer";
    $prop[32] = "fForwardSignature";
    $prop[33] = "fBccAlways";
    $prop[34] = "fDialupAtRecv";
    $prop[35] = "fDialupAtSend";
    $prop[36] = "fDontUseUidl";
    $prop[37] = "cServerTimeout";
    $prop[38] = "fDontChangeIconAtRecv";
    $prop[39] = "fDontUseTop";
    $prop[40] = "szOrganization";
    $prop[41] = "cbSizeLimit";
    $prop[42] = "fMailFromFrom";
    $prop[43] = "cbPartialSend";
    $prop[44] = "szBccEmail";
    $prop[45] = "nProjType";
    $prop[46] = "szAccountGroup";
    $prop[47] = "fPopOverSSL";
    $prop[48] = "fSmtpOverSSL";
    $prop[49] = "fSSLNoCertificateCheck";
    $prop[50] = "fPopOverSSLV3";
    $prop[51] = "fSmtpOverSSLV3";
    $prop[52] = "fPopStartTLS";
    $prop[53] = "fSmtpStartTLS";
    $prop[54] = "fNTLMAuth";
    $prop[55] = "fDontSpamFilter";
    $prop[56] = "szBookRelation";
    $prop[57] = "szRecvBypass";
    $prop[58] = "fSentBypass";
    $prop[59] = "fIgnoreRecvError";
    $prop[60] = "fRemoteMailAtAutoDown";
    $prop[61] = "szMailFromSpecify";
    $prop[62] = "szHeloHost";
    $prop[63] = "fHeloHost";
    $prop[64] = "authtype";
    $prop[65] = "recvSrv";
    $prop[66] = "nAccountIcon";
    $prop[67] = "szSecondPop3Server";
    $prop[68] = "fNN2MThrough";
    $prop[69] = "fBccNoAttach";
    $prop[70] = "fCheckMailBoxLimit";
    $prop[71] = "fPreFilter";
    $prop[72] = "fCcAlways";
    $prop[73] = "fImapCRAMMD5";
    $prop[74] = "fImapAllFolder";
    $prop[75] = "fImapUnseen";
    $prop[76] = "fImapLeaveUnseen";
    $prop[77] = "fShowRemoteFolder";
    $prop[78] = "fImapInboxExclude";
    $prop[79] = "fAesEncrypt";
    $prop[80] = "fImapIdle";
    $prop[81] = "fDontGds";
    $prop[82] = "fRetryLogin";
    $prop[83] = "fCcNoForward";
    $prop[84] = "fCheckMailSize";
    $prop[85] = "fDownloadReverse";
    $prop[86] = "szCcEmail";
    $prop[87] = "nMailBoxLimitLowByte";
    $prop[88] = "nMailBoxLimitHighByte";
    $prop[89] = "nPreFilterSizeKB";
    $prop[90] = "fSSLVersionSpecify";
    $prop[91] = "fNotSSL20";
    $prop[92] = "fSSL30";
    $prop[93] = "fTLS10";
    $prop[94] = "fTLS11";
    $prop[95] = "fTLS12";
    $prop[96] = "fSecondName";
    $prop[97] = "fImapUploadSent";
    $prop[98] = "fThreadFilterRecv";
    $prop[99] = "fThreadFilterSend";
    $prop[100] = "fImapSyncSoon";
    $prop[101] = "fImapIdleSkipAutoDown";
    $prop[102] = "fOAuth";
    $prop[103] = "fImapCheckDuplication";
    $prop[104] = "fDontAutoCollapse";
    $prop[105] = "fImapSyncUnread";
    $prop[106] = "fImapRetrieveSlow";
    $prop[107] = "fRetryLoginEver";
    $prop[108] = "fImapNotSyncFolderNotShow";
    $prop[109] = "fDeleteReverseSyncLong";
    $prop[110] = "szImapSyncTrash";
    $prop[111] = "nSendableMailInMinute";
    $prop[112] = "szSecondName1";
    $prop[113] = "szImapUploadSentFolder";
    $prop[114] = "szImapSyncDraft";
    $prop[115] = "fSaveUidlInMail";
    $prop[116] = "fDeleteRemoteSync";
    $prop[117] = "fDeleteRemoteSyncTrash";
    $prop[118] = "fImapSync";
    $prop[119] = "fImapSyncMoveCopy";
    $prop[120] = "fImapSyncTrash";
    $prop[121] = "fDeleteReverseSync";
    $prop[122] = "fImapSyncDontDeleteFolder";
    $prop[123] = "fImapSyncDraft";


Restart:
    #i = 0;
    while( $prop[#i] != "" ) {
        $param = $prop[#i];
        if( leftstr( $param, 2 ) == "sz" ) {
            $value[#i] = dllfuncstr("GetAccountProp", $param);
        } else {
            $value[#i] = str(dllfunc("GetAccountProp", $param));
        }
        $menu[#i] = $prop[#i] + " = " + $value[#i];
        #i = #i + 1;
    }
    menuarray $menu, 124;
    if( result == 0 ) {
        endmacro;
    }
    #i = result - 1;
    $new = input( $prop[#i], $value[#i]);
    if( result ) {
        $param = $prop[#i];
        if( leftstr( $param, 2 ) == "sz" ) {
            #n = dllfunc("SetAccountProp", $param, $new);
        } else {
            #new = val($new);
            #n = dllfunc("SetAccountProp", $param, #new);
        }
        if( #n == 0 ) {
            message "SetAccountPropに失敗しました。";
        } else {
            #n = dllfunc("SaveAccountProp");
            #n = dllfunc("LoadAccountProp", $account);
            if( #n == 0 ) {
                message "エラー";
                endmacro;
            }
        }
    }
    goto Restart;