SelectFolder関数(TKInfo.dll)(Ver7.22対応版)
 この関数は、フォルダ枠の中で、特定のフォルダまたはアカウントを選択します。パラメータは2つあり、1つ目がアカウント名、2つ目がフォルダ名です。
パラメータ1(文字列型)
 選択したいフォルダを含むアカウント名です。""を指定すると現在のアカウントという意味になります。


パラメータ2(文字列型)
 選択したいフォルダ名です。例えば受信フォルダの場合は「受信」です。ユーザーが作成したフォルダの場合は、例えば「受信\テスト」のように指定します。マクロの中で固定の文字列で指定する場合は、"受信\\テスト"のように指定します。
 アカウントそのものを選択したい場合には、""を指定します。


返り値(数値型)
 選択に成功すると1、失敗すると0を返します。


注意事項
 アカウント直下にユーザーが作成されたフォルダは、秀丸メール内部では、アカウント直下ではなく、アカウント直下の「User」というフォルダの配下に存在しているような扱いとなっています。マクロ上でもそれがそのまま適用されます。
 SelectFolder関数などで検索フォルダを選択すると、自動的に検索フォルダの中身が無効化されます。これはなぜかというと、検索フォルダという物を想定してないマクロがあった場合に、そのマクロが誤動作する恐れがあるからです。SelectFolder関数等で検索フォルダを選択しても中身を無効化されないようにするには、フォルダを選択する前に、SetGrepFolderAutoInvalidate関数を呼び出してください。

 SelectFolder関数を呼んだ時点でもしもまだSetJapaneseCodePageMode関数が呼ばれてなかった場合、自動的にそれが呼ばれた扱いになって、以後、日本語コードページ前提でマクロが動作するようになります。秀丸メールのVersion 6.50β10からそのように仕様変更となりました。


例(「テストアカウント」の受信フォルダを選択)
#n = dllfunc( "SelectFolder", "テストアカウント", "受信" );
例(受信フォルダ配下にある「テスト」フォルダを選択)
#n = dllfunc( "SelectFolder", "テストアカウント", "受信\\テスト" );
例(アカウント直下にある「テスト」フォルダを選択)
#n = dllfunc( "SelectFolder", "テストアカウント", "User\\テスト" );