信頼できる差出人の例外指定(Ver7.30対応版)
 秀丸メール標準の迷惑メールフィルターには、「信頼できる差出人」って仕組みがあって、大事な人からのメールが間違って迷惑メールと判定されないようになっています。ところがメールの差出人を偽装したメールがあると、この「信頼できる差出人」の影響によって、迷惑メールと判定して欲しい所が迷惑じゃないメール扱いになる(safe sender判定される)ケースがあります。
 例えば、自分のメールアドレスが「a@hoge.com」だとして、同じ会社の同僚に「b@hoge.com」って人がいると、「b@hoge.com」から発信されたかのように偽装された迷惑メールが届くことがあります。そういうメールがあると、その「b@hoge.com」が信頼できる差出人にヒットしてしまい、結果として迷惑メールと判定されなくなります。
 かといって、「b@hoge.com」を信頼できる差出人から除外したとしても、例えばご自身からb@hoge.com宛にメールを送ると、それによって「b@hoge.com」が自動的に「信頼できる差出人」に登録されなおされてしまいます。

 そこでこの「信頼できる差出人の例外指定」が役に立ちます。

 「信頼できる差出人の例外指定」に登録されたメールアドレスは、たとえそのメールアドレスが「信頼できる差出人」に登録されていても、あたかもそこに登録されてないかのように扱われます。なので、その人からのメールと偽装されたメールがあったとしても、うまく迷惑メールと判定するようになります。
 ただし、そうしてしまうと、今度は「本物の、b@hoge.comさんからのメール」が迷惑メールと誤判定されてしまうリスクが出てきます。なので、その点については、例えば何か適当な信頼ワードを登録しておく(例えばb@hoge.comさんの名前を登録する)などして対応してください。


 ダイアログボックスの操作方法については、信頼できる差出人の一覧の方を参照ください。