発信国フィルターダイアログボックス(Ver7.30対応版)
発信国フィルターについての説明
発信国フィルターとは
 発信国フィルターとは、メールの発信元の国識別を使って迷惑メールかどうかを判定する機能です。
 発信国フィルターの対象となるのは、日本語以外の外国語のメールに限ります。
 迷惑メールの発信元を調べると、一般的なメールの発信元と違ってかなり特異な国から発信されていることが多いです。なぜかというと、一般に迷惑メールの発信にはコンピュータウィルス等を使って外部から乗っ取られたパソコン(いわゆる「ボット」)が利用されるんですが、そういう、乗っ取りされそうなパソコンというのは、パソコンのセキュリティ対策があまり正しく行われてない国に多く存在しているからです。
 なので、そういう、特定の国からのメールかどうかを使ってうまく判定してやると、迷惑メールかどうかの判定精度がかなりよくなります。


発信国を調べる方法
 メールの発信国を調べるには、「編集・メールのプロパティ...」を実行して出てくる発信元情報を見るか、または「表示・発信元を調べる...」を実行すればいいです。
 迷惑メールを複数選択してから「発信元を調べる...」を実行すると、迷惑メールが発信されてる国がどこに偏っているのかよく分かります。
 「全般的な設定・上級者向け・デコード」の「メールの発信国をX-TuruKame-SenderCountry:ヘッダに記録する」をONにしておいて、さらにそのヘッダを簡略表示のヘッダに追加してやると、もっと分かりやすくなります。


特定発信国からの外国語メールを迷惑メール扱いする
 発信国フィルターを使うかどうかを指定します。


アフリカ大陸の国全般 等
 これらのオプションで、対象となる国をおおざっぱな地域で指定します。
 一般に、外国からどういうメールを受け取っているのか分からないケースでは、「東アジアの近隣諸国、西ヨーロッパ諸国、その他」の3つはOFFにして使った方が無難だと思います。それ以外については、特にその国と深い関わりが無い限りONで問題ないと思います。それでも、今までどうしようもなかったメールのうちの60%くらいは迷惑メール扱い出来るようになると思います。


追加指定
 上記のオプションとは別に個別で指定したい発信国があれば、ここでその国の国識別を、空白区切りで指定します。
 国識別は、メールのプロパティを見ると出てきます。
 例えば中国と韓国を追加指定したい場合は、「CN KR」と指定します。


例外指定
 迷惑メール扱いしてほしくない発信国があれば、ここでその国の国識別を、空白区切りで指定します。
 国識別は、メールのプロパティを見ると出てきます。
 例えば中国と韓国を例外指定したい場合は、「CN KR」と指定します。


メール本文が小さい物に限る
 外国語のメールで、メール本文のサイズが小さい物に限って迷惑メール判定するかどうか指定します。迷惑メールは大抵はメール本文が非常に短いので、ここのオプションは普通ONにしておくのがいいです。そうすると、例えば正規の英語メールが届いた場合に誤判定される恐れが無くなります。


日本語メールも対象とする
 発信国フィルターは、基本的には外国語のメールのみを対象とする機能ですが、ここのオプションをONにすると、日本語のメールであっても指定された国からのメールは迷惑メール扱いしてしまいます。普通はOFFにすることをお勧めします。