送信者ドメイン認証フィルターダイアログボックス(Ver7.35対応版)
送信者ドメイン認証について
 送信者ドメイン認証とはメールの発信者のドメイン(@より後ろの部分)がたしかに正規のサーバーから送信されてるかどうかを確認するための仕組みです。メールを送信する側と受信する側が両方対応してる場合に、メールのヘッダを見て成功してるかどうかを判定できます。
 送信者ドメイン認証の判定結果が"FAIL"となってるメールは迷惑メールの可能性が非常に高いです。ただし、希に送信者側のミスで"FAIL"になってしまうことがあるので、少し注意は必要です。

 送信者ドメイン認証の判定結果は、秀丸メールの方での「設定 - 全般的な設定...」の「上級者向け - デコード」の中にある「メールの発信国をX-TuruKame-SenderCountry:ヘッダに記録する」をONにすると分かります。そこのオプションをONにしてから以降受信するメールのヘッダの中に、「X-TuruKame-SenderDAuth:」ヘッダが追加されるようになります。


送信者ドメイン認証の判定結果が"FAIL"の場合に迷惑メール扱いする
 送信者ドメイン認証の判定結果が"FAIL"の場合に迷惑メール扱いします。
 送信者ドメイン認証による判定は、他の判定、例えば「信頼できる差出人」や「信頼ワード」などによる判定よりも優先順位は低いので、仮に送信者ドメイン認証が"FAIL"のメールでも、すべてが迷惑メール扱いされる訳ではありません。


"FAIL"を1つでも含めば迷惑メール扱いする
 送信者ドメイン認証にはSPF、SenderID、DKIM、DMARKなどの種類があって、それぞれについて、PASSやFAILなどの判定がなされた結果、PASSとFAILが混じってるケースが多々あります。秀丸メールでは基本的にはそういうややこしいケースは"FAIL"じゃなくて"MIX"のような判定結果にします。ここのオプションをONにした場合は、SPF、SenderIDなどのどれか1つでも"FAIL"があれば、それを迷惑メール扱いします。
 "FAIL"を1つでも含むかどうかはX-TuruKame-SenderDAuth:ヘッダを生成する設定にしておくと分かります。例えば
X-TuruKame-SenderDAuth: MIX (spf=SoftFail; sender-id=PASS; dkim=none; dmarc=fail)
 のようになっていると、ここのオプションONで迷惑メール扱いされます。
 送信者ドメイン認証の判定結果のヘッダ(Authentication-Results:やReceived-SPF:など)が複数ある場合で、その複数ヘッダの判定結果が不統一な場合、「spf=XXXX」みたいな部分の「XXXX」部分も「MIX」となります。そのようなメールもここのオプションONで迷惑メール扱いになります。