設定ダイアログボックス・ブラウザエンジン(Ver4.15対応版)
ブラウザエンジン
 HTMLメールを表示する用のブラウザエンジンの種類を指定します。Internet Explorerのブラウザエンジンか、またはMicrosoft Edgeブラウザエンジンが指定できます。

 「自動」を指定している場合、Microsoft Edgeブラウザエンジンが利用可能である場合にはそちらが優先され、そうでない場合はInternet Explorerブラウザエンジンが使用されます。実際にはWindows10以上だとEdgeブラウザエンジンが利用され、Windows8.1以下だとInternet Explorerエンジンになります。

 Windows10の場合でも、バージョン(ビルドナンバー)が古いとEdgeブラウザエンジンが利用できないことがあります。その場合は手作業で「WebView2ランタイム」をインストールすると、Edgeブラウザエンジンが利用できるようになります。

 Edgeブラウザエンジンをインストールするには、
https://developer.microsoft.com/ja-jp/microsoft-edge/webview2
 のボタンをクリックした先からWebView2ランタイムのインストーラーをダウンロードして実行してください。

 WebView2ランタイムはWindows7、Windows8、Windows8.1にもインストールが可能なはずです。ただしWindowsが64bit版でないとダメだと思います。

 WebView2ランタイムのダウンロード用ページやその他Microsoft Edgeブラウザエンジンについては将来マイクロソフトさんが変更する可能性があります。ダウンロードページが見つからない場合などは、ネット検索するなどして最新の情報を収集して対処お願いします。たとえば「WebView2 runtime download」のようなキーワードでネット検索すると、ダウンロード用ページが見つかると思います。


保護モード
 保護モードいうのは、パソコンのハードディスクやレジストリに対しての書き込みアクセスがOSレベルで制限されるモードのことをいいます。Windows Vista以降からこの仕組み(Integrity Levelという仕組み)が導入されています。ここのオプションを利用して、ウィルス感染のリスクを低減することが可能です。

 「OFF」にすると保護モードを使いません。
 「自動」にすると、Internet Explorerエンジン時にのみONにし、Edgeブラウザエンジン時はOFF相当で動作します。ただし、そもそも的にEdgeブラウザエンジン自体が保護モード相当の別プロセスで動作しているので、実質的にはON相当で動作すると思って差し支えないと思います。
 「安全優先」にすると、基本的には「自動」と同じくInternet Explorerエンジン時にのみ保護モードになりますが、さらに、HTMLメールの表示の度にブラウザエンジンのプロセスを起動しなおして安全動作させます。
 「Edgeブラウザエンジン時もON」にすると、Edgeブラウザエンジン時にもONにします。Edgeブラウザエンジンの呼び出し元となる各種の処理も含めてとにかく可能な限り安全性を高めたい場合はここをONにするといいです。ただし、この設定だと一部のユーザー様でEdgeブラウザエンジンが動作しない(一切表示不可になる)ことがあります。なので、問題が起きる場合は「自動」に戻してください。

 HTMLメールViewerがたしかに保護モードで動作してるかどうかは、Microsoftの「Process Explorer」を使って確認が出来ます。秀丸メールでHTMLメールをインライン表示してる最中に、Process Explorerを使ってTuruKame.exeがたしかに2つ起動してて、片方のIntegrity Levelが「Low」になっていればOKです。Edgeブラウザエンジン利用時にはEdgeブラウザエンジン用のプロセスがまた別に起動されていて、そのプロセスが「Low」になってることが確認可能です。