設定ダイアログボックス・詳細(Ver4.15対応版)
HTMLメールを開く操作をした時にHTMLメールViewerで開く
 ここのオプションをONにすると、秀丸メールの添付ファイル枠中に出てくる「HTMLメール」のアイコンをダブルクリック等で開こうとした時に、HTMLメールViewerで開く(=インライン表示する)動作となります。
 ここのオプションをONにしている場合に、しいてWebブラウザーでHTMLメールを開きたい場合は、HTMLメールのアイコンをブラウザーのウィンドウにドラッグ&ドロップするという方法があります。


簡略表示ヘッダとHTMLメールを同時に表示する
 ここのオプションをONにすると、メールのヘッダ表示を簡略表示にしている時に限り、HTMLメールと簡略表示のヘッダを同時に表示出来るようになります。その代わり、簡略表示ヘッダの分だけHTMLメールの表示エリアは小さくなります。
 秀丸メールのV5.30β6以降から使えます。


「ヘッダ表示=すべて」の場合は自動インライン表示しない
 ここのオプションをONにすると、メールのヘッダ表示が「すべて」の場合は自動でのインライン表示はしないようになります。
 秀丸メールのV6.50β2以降から使えます。


メール中のリンク先を開く時は必ず確認メッセージを表示する
 メール中のリンク先を開く時に必ず確認メッセージを表示するかどうか指定します。
 メール中のリンク先が「http:」または「https:」または「ftp:」以外の場合には、ここのオプションに関係なく必ず確認メッセージが出ます。
 http:、https:、ftp:の場合には、関連づけされたWebブラウザ(または秀丸エディタの動作環境で指定されたブラウザ)を起動する動作となります。


ActiveX等のプログラム実行を禁止する/(スクリプト等も)
 HTMLメールViewerのVersion 2.35までは、ActiveXやスクリプト等を実行許可するかどうかのオプションがありました。Version 2.36からこの2つのオプションは廃止され、ActiveXやJavaScript等のプログラムは全面的に実行禁止になりました。


イメージ等をダウンロードして表示するのを禁止する
 ここのオプションをONにすると、WebBrowserコントロールに対してイメージ等の画像データ、バックグラウンドサウンド、ビデオのダウンロードおよび表示を禁止します。
 ここのオプションがONの場合でも、インライン表示対象指定の所で「イメージのダウンロード&表示を許可する」をONにしたメールについてはイメージに限って表示が許可されます。
 ここのオプションがONの場合で、イメージのダウンロード&表示が禁止された状態になった時、HTMLメールViewerの一番下に情報バーが出ます。そこをクリックするとイメージをダウンロード&表示します。

 制限事項:一度イメージをダウンロード&表示すると、後でダウンロード&表示を禁止した状態になったとしても、イメージを表示してしまうことがあります。

 インライン表示対象の指定で「イメージのダウンロード&表示を許可する」をONにしてある場合は、ここのオプションがONであっても関係なくイメージを表示します。その点もご注意ください。


外部にあるイメージ等のダウンロードを禁止する
 ここのオプションをONにすると、WebBrowserコントロールをオフライン状態で動作させます。結果として、メールに含まれるイメージやInternet Explorerのキャッシュに保存されたイメージは表示されますが、そうでない、外部のサイトにアクセスしなといけないイメージは表示されなくなります。
 ここのオプションをONにしてHTMLメールを表示すると、HTMLメールの下に「外部のイメージをダウンロードするにはここをクリックしてください。」のバーが出てきます。そこをクリックすれば、外部のサイトにアクセスしてイメージを表示するようになります。ダウンロードしたイメージデータはInternet Explorerのキャッシュに保存されるので、以後はバーをクリックしなくてもイメージが表示されるようになります。
 イメージ以外にも、例えばActiveXオブジェクトやその他外部のサイトにアクセスする物は一切アクセス不可になります。


 インライン表示対象の指定で「イメージのダウンロード&表示を許可する」をONにしてある場合は、ここのオプションがONであっても関係なく、外部サイトへアクセスします。その点もご注意ください。


画像添付ファイルをインライン表示する機能での追加の対象ファイル
 ここのオプションをONにすると、標準の画像ファイルであるJPEG形式、GIF形式、PNG形式、ビットマップ形式以外の各種ファイルについて、それらを表示する用のActiveXコントロールの力を借りて、インライン表示出来るようにします。
 ここの中のオプションをONにしても、対象となるファイルを表示する用のActiveXコントロールがインストールされてなければ表示されません。

 ここのオプションをONにすると、対象となるファイルを表示する時に自動的にそれ用のActiveXが起動されます。もしもそのActiveXに脆弱性の問題があると、メールを表示しただけでウイルス感染する恐れがあります。特にAdobe PDFファイルについては以前から何度も脆弱性の問題が見つかり、Adobe社がセキュリティパッチを公開する前にウイルスが出回るという、いわゆるゼロデイ攻撃が起きたことが何回もあります。(2010年4月9日現在も、まだ脆弱性が見つかっています。)
 その辺、分かった上でご利用ください。

 それと、PDFファイルをインライン表示する設定をONにする場合に限っては、これをONにすることによって、画像添付ファイルをインライン表示する対象メールの設定が「インライン表示する対象メールのみ」に切り替わります。(さすがにすべてのメールでPDFファイルをインライン表示というのはまずいと思うので…)

TIFF形式ファイル
 TIFF形式ファイルをインライン表示させるには、用のActiveXコントロールとしては。現状では、
AlternaTIFF
(https://www.alternatiff.com)
というActiveXコントロールを使うのがいいようです。

 TIFF形式ファイルをInternet Explorer上で表示する方法については、例えばgoogleで、「TIFF Internet Explorer」や「TIFF ActiveX」等のキーワードで検索してみるといいかと思います。
 ちなみにこのActiveXコントロールはApple社のQuickTimeと競合するとうまく動かないことがあるそうです。もしもうまくいかない時は、ご自身で解決方法を検索して調べてください。


Adobe PDFファイル
 PDF形式ファイルをインライン表示させるには、Adobe Readerをインストールすればいいです。


Fuji Xerox DocuWorksファイル
 Fuji Xerox社のDocuWorks関係で検索してください。




プロキシ認証用に、一番最初にダミーのGETリクエストを発生させる
 プロキシサーバーを経由してインターネットにアクセスする環境で、しかもそのプロキシサーバーが認証を必要とする場合、ここの設定を使ってダミーのGETリクエストを発生させるようにすると便利です。
 ダミーのGETリクエストを発生しない場合だと、一番最初にHTMLメールを表示させたタイミングで運悪く複数のイメージデータを同時にダウンロードするようになると、プロキシサーバーへの認証ダイアログボックスが複数回出てきてしまいます。
 ここの設定でダミーのGETリクエスト発生を指定しておくと、プロキシサーバーへの認証ダイアログボックスが1回しか出てこなくなります。
 ダミーでGETする先のURLはインターネットへのアクセスなら何でもいいですが、一番最初にHTMLメールを表示する直前に、一瞬だけそのページが表示されてしまいます。