設定ダイアログボックス(Ver2.03対応版)
- スペルチェックエンジン
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「Windows標準スペルチェックエンジン」の場合、Windows10以降の標準のスペルチェックエンジンを使います。
スペルチェック可能な言語は、Windowsの「設定」の言語の設定で言語パックを追加することが可能です。
「Aspell」の場合、外部ソフトのAspellを使います。
「Aspellについての設定...」ボタンで、Aspellの個人辞書ファイルの保存フォルダの指定などができます。
- 個人辞書ファイルを開く
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個人辞書ファイルを秀丸エディタで開いて編集します。
Windows標準スペルチェックエンジンの場合は、
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Spelling\(言語名)\default.dic
といった場所になります。
この辞書は、Windows標準で共通のため、もし他のアプリでもWindows標準のスペルチェックエンジンを使っているとしたら、他のアプリにも影響があります。
Aspellの場合、辞書ファイルの選択などによります。
個人辞書ファイルは辞書の言語種別毎にあるので、ボタンを押してから言語を選択する必要があります。
- スペルミスの修正ダイアログボックスのフォントサイズ
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「スペルミスの修正」のダイアログボックスのサイズ(およびダイアログボックス中のフォントサイズ)は、標準の設定だと、今現在の秀丸エディタのフォントサイズと同じになります。
ここのオプションを「個別指定」にすると、個別にフォントサイズの指定ができます。
- スペルミスの修正ダイアログボックスの位置を固定にする
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「スペルミスの修正」のダイアログボックスの出てくる位置は、スペルミスした単語の右下が標準で、単語の位置によって出没する場所があちこち変わります。ですが、ここのオプションをONにすると、対象の単語の位置に関係なく、固定の位置にダイアログボックスを表示するようになります。
このオプションをONにすると、修正対象の単語がダイアログボックスの下に隠れてしまうこともあります。
Aspellについての設定
- 個人辞書ファイルの保存フォルダ
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個人辞書ファイルとは、標準のスペルチェック用の辞書とは別に、ユーザーさんが個別に「これはスペルミスでない」って単語を登録する用の辞書ファイルになります。たとえば「Hideo」のような固有名詞などを登録しておいて、それがスペルミスでない扱いにする用です。
Aspellを利用する場合、標準だと、「C:\Program files\Aspell」のフォルダに個人辞書ファイルが作成されようとしますが、秀丸スペルチェックアドインがAspellを呼び出す場合、個人辞書ファイルの保存フォルダを、アドイン側で個別に指示して呼び出します。その場所をここの設定で指定します。
標準の設定だと、「マイドキュメント配下のAspellフォルダ」になっています。「Aspell」のフォルダはアドイン側で自動生成されます。
標準の場所が気に入らない場合は、「個別指定」を選択して特定のフォルダを指示してください。
- aspell.exeの場所指定
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もしもAspellを普通にインストールしたんじゃなくて、特別な方法でインストールした場合、またはインストーラーを使わずにaspell.exe等のファイルを手作業でコピーして使ってる場合、秀丸スペルチェックアドイン側からAspellのプログラム用ファイルの場所が分からず、スペルチェックが実行できないことがあります。その場合、ここで「個別指定」を選択して、aspell.exeの場所を指定してください。
秀丸エディタ持ち出しキット/秀丸メール持ち出しキット配下で利用する場合も、ここで個別にaspell.exeの場所を指定してやらないとダメだと思います。
ちなみに、ここのオプションをOFFにしている場合、秀丸スペルチェックアドインは、レジストリの「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Aspell」の中からaspell.exeの場所を探し、もしその場所探しがうまくいかなかった場合は、標準のインスト−ル先(C:\Program files\AspellまたはC:\Program files (x86)\Aspell」を探すなどします。環境変数のpathや、カレントディレクトリを見て探すことはしません。
- 辞書ファイルの排他制御を省略する
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秀丸スペルチェックアドインを使っていて「aspell.exeの複数起動抑止用mutexエラー」が出る場合にここのオプションをONにしてみてください。
秀丸スペルチェックアドインは、秀丸エディタが複数同時に動作して個人辞書ファイルへ同時に書き込みアクセスして辞書が壊れることを防ぐために、いわゆる「排他制御」を行っています。ここのオプションをONにすると、その排他制御を省略します。
ここのオプションをONにする場合は、複数の秀丸エディタで同時にスペルチェックして「個人辞書に追加」を同時にしないようにすべきではありますが、普通そういうことは出来ない(キーボードもマウスも1つしか無い)ので、特に気をつける必要も無いと思います。