秀丸スペルチェックアドインについて(Ver2.03対応版)
V9.16以降では、アドイン自体は標準で付属しています。
Aspellは付属していません。
 秀丸スペルチェックアドインは、秀丸エディタや秀丸メールの中の文章をスペルチェックし、スペルミスしてる単語を色分け表示したり、スペルミスしてる単語を正しい単語に修正する用のアドインです。

 V2.00以降では、Windows10の標準スペルチェックエンジンを使うことができます。

 設定によって、「Aspell」というスペルチェックプログラムを呼び出して動作させることもできます。
 Aspellを使う場合は、このアドインとは別に、別途Aspellと辞書ファイルもインストールする必要があります。
 Aspellおよび辞書ファイルのインストールについては、Aspellおよび辞書のインストールについてを参照ください。
アドインで出来ること
 このアドインをインストールすると、秀丸エディタの「表示」メニューの中の「自動スペルチェック」コマンドと、「その他」メニューの中の「スペルミスの修正」コマンドが使えるようになります。さらに、ファイルタイプ別の設定の中の「その他 - スペルチェック」ページにて、スペルチェックに関する各種設定が出来るようになります。


スペルチェックエンジンとの連携方法について
 Windows標準スペルチェックエンジンを使う設定にしている場合、Windows10の言語パックによってインストールされているスペルチェックが使用可能です。
 Windowsの「設定」の言語の設定から、言語パックが追加可能です。

 Aspellを使う設定にしている場合、Aspellをコマンドラインの「pipe」または「list」を使って呼び出して、結果をパイプを通して受け取ります。Aspell自体は秀丸エディタとは独立したプロセスで動作します。
 Aspell側でのスペルチェックの処理は秀丸エディタとは独立して非同期で実行されるために、たとえば単語を入力しても、その瞬間に色分け表示されず、多少遅延してから色分け(標準だと波下線表示)されます。
 Aspellと秀丸エディタは別プロセスでそれぞれ独立して動作するので、Aspell側に何らかのバグがあっても秀丸エディタが保護違反で落ちてしまったりはしません。また、64bit版の秀丸エディタからもスペルチェックが実現できています。


アンインストール方法
 秀丸スペルチェックアドインをアンインストールする用の機能は用意していません。しいてアンインストールしたい場合は、秀丸エディタのプログラム用フォルダ(または秀丸メール単品利用の場合は秀丸メールのプログラム用フォルダ)にあるHmSpell.dll,HmSpellWinSub.dllおよびHmSpell.chmファイルを手作業で削除してください。
 Aspellを使う場合、秀丸スペルチェックアドインをインストールしてスペルチェック機能を利用すると、「マイドキュメント」フォルダの中に「Aspell」というフォルダが作成されて、そこにスペルチェック用の個人辞書ファイルが生成されます。そのファイルおよびフォルダも、必要に応じて手作業で削除してください。


サポート拠点、作者への問い合わせ先
 秀丸スペルチェックアドインのサポート拠点は、コミュニテックス内の「秀シリーズサポートフォーラム」の「2.秀丸エディタ&関連ソフトサポート会議室」にお願いします。
 コミュニテックスへのURLは、https://www.maruo.co.jpです。
 秀シリーズサポートフォーラムへのURLは、https://www.maruo.co.jp/hidesoft/です。
 作者へのメールでの問い合わせ先は、PEH00775@nifty.comです。


ソフトウェアの種類
V9.16以降では、アドイン自体は標準で付属しています。
Aspellは付属していません。
 この「秀丸スペルチェックアドイン」はフリーソフトウェアですが、秀丸エディタや秀丸メール自体はシェアウェアです。
 Aspell自体は、GNUのライセンスに基づいたフリーソフトウェアです。どれも企業などで営利目的で利用しても問題ありません。


バージョン情報の取得方法
 秀丸エディタの場合、「その他 - ファイルタイプ別の設定」の「その他 - スペルチェック」ページから「スペルチェックアドインの設定...」を呼び出すと、そこでバージョン番号が確認できます。
 秀丸メールの場合、「設定 - 全般的な設定」の「上級者向け - スペルチェック」の中から「スペルチェックアドインの設定...」を呼び出すと、そこでバージョン番号が確認できます。


元となったソフト
 この「秀丸スペルチェックアドイン」は、Iranoanさん作の「秀丸エディタ・スペル・チェック・マクロ」を大いに参考にして作成されています。


スペルチェックする対象についての制限
 秀丸スペルチェックアドインでは、メールアドレスと思わしき場所とURLについてはスペルチェックの対象から外します。この動作は固定になっていて、設定でON/OFFすることは出来ません。あと、内部的な都合で64文字を超える単語についてはスペルチェックしません。