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ファイルマネージャ枠,アウトプット枠(Ver9.20対応版)
目次− ファイルマネージャ枠,アウトプット枠

ファイルマネージャ枠,アウトプット枠には、dllfuncで呼び出すことのできる関数があります。

loaddllで"HmExplorerPane.dll"または"HmOutputPane.dll"でDLLを読み込んで、dllfuncで関数を呼ぶことができます。
各関数に共通する呼び方として、第1パラメータ(dllfuncの第2パラメータ)には呼び出し元の秀丸エディタを識別するためにウィンドウハンドルを指定してください。

ファイルマネージャ枠(HmExplorerPane.dll)
SetMode
第2パラメータ(dllfuncの第3パラメータ)にはモードを表す数値を指定します。
0 フォルダモード
1 ファイル一覧モード
2 ヒストリモード
3 ウィンドウ一覧モード
4 ブックマークモード
5 プロジェクトモード
6 フォルダ+ファイル一覧モード
成功時は0以外、失敗時は0を返します。

例:
loaddll "HmExplorerPane.dll";
#ret=dllfunc("SetMode",hidemaruhandle(0),#mode);

GetMode
現在のモードを取得します。SetModeで指定する数値と同じ意味の値が返ります。
失敗時は-1を返します。

例:
loaddll "HmExplorerPane.dll";
#mode=dllfunc("GetMode",hidemaruhandle(0));

LoadProject
プロジェクトファイル名を指定してプロジェクトを読み込みます。
成功時は0以外、失敗時は0を返します。

例:
loaddll "HmExplorerPane.dll";
#ret=dllfunc("LoadProject",hidemaruhandle(0),"C:\\folder\\test.hmbook");

SaveProject
プロジェクトファイル名を指定してプロジェクトに名前を付けて保存します。
成功時は0以外、失敗時は0を返します。

例:
loaddll "HmExplorerPane.dll";
#ret=dllfunc("SaveProject",hidemaruhandle(0),"C:\\folder\\test.hmbook");

GetProject
プロジェクトファイル名を取得します。

例:
loaddll "HmExplorerPane.dll";
$ret=dllfuncstr("GetProject",hidemaruhandle(0));

GetWindowHandle
コマンドを送ることのできるウィンドウハンドルを取得します。(下記コマンド値一覧参照)
失敗時は0を返します。

例:
loaddll "HmExplorerPane.dll";
#h=dllfunc("GetWindowHandle",hidemaruhandle(0));
#ret=sendmessage(#h,0x111/*WM_COMMAND*/,251,0); //251=1つ上のフォルダ

GetUpdated
プロジェクトのとき、更新された状態であるかどうかを返します。(V8.30以降)

GetCurrentDir
フォルダツリーとファイル一覧の現在のフォルダのパスを取得します。(V8.85以降)

例:
loaddll "HmExplorerPane.dll";
$ret=dllfuncstr("GetCurrentDir",hidemaruhandle(0));



アウトプット枠(HmOutputPane.dll)
Output
文字列を出力します。
複数行の文字列を一度に出力する場合は改行コードを"\r\n"として記述する必要があります。
成功時は0以外、失敗時は0を返します。
dllfunc用の関数ですが、Unicodeも扱うことができます。(内部的な特殊なやりとりをしています)
dllfuncwで呼び出すことはできません。
debuginfoで出力する方法もあります。

例:
loaddll "HmOutputPane.dll";
#ret=dllfunc("Output",hidemaruhandle(0),"テスト1\r\nテスト2\r\n");

OutputW
Outupt関数のUnicode対応版です。(V8.98以降)
dllfuncwで呼び出します。
Output関数もUnicode対応しているので、Output関数とOutputW関数の差異はありません。

例:
loaddll "HmOutputPane.dll";
#ret=dllfuncw("OutputW",hidemaruhandle(0),"テスト1\r\nテスト2\r\n");

Push
現在の内容を退避して、内容をクリアします。あとでPopを呼び出すことで復元できます。
成功時は0以外、失敗時は0を返します。

例:
loaddll "HmOutputPane.dll";
#ret=dllfunc("Push",hidemaruhandle(0));

Pop
Push関数で退避されていた場合、退避されていた内容を復元します。現在の内容は破棄されます。
成功時は0以外、失敗時は0を返します。

例:
loaddll "HmOutputPane.dll";
#ret=dllfunc("Pop",hidemaruhandle(0));

GetWindowHandle
コマンドを送ることのできるウィンドウハンドルを取得します。(下記コマンド値一覧参照)
失敗時は0を返します。

例:
loaddll "HmOutputPane.dll";
#h=dllfunc("GetWindowHandle",hidemaruhandle(0));
#ret=sendmessage(#h,0x111/*WM_COMMAND*/,1009,0);//1009=クリア

SetBaseDir
タグジャンプ時に基準となるフォルダを指定します。(V8.77以降)
アウトプット枠の右上の▼をクリックして「状態...」を選んだ時に出る「アウトプット枠のカレントフォルダ」と同じです。

例:
loaddll "HmOutputPane.dll";
#ret=dllfunc("SetBaseDir",hidemaruhandle(0),"c:\\folder");





ファイルマネージャ枠のコマンド値一覧

200 フォルダモード
201 ファイル一覧モード
202 ヒストリモード
203 ウィンドウ一覧モード
204 ブックマークモード
205 プロジェクトモード
206 フォルダ+ファイル一覧モード
251 フォルダ/ファイル一覧:1つ上のフォルダへ
252 同期
254 枠を閉じる
256 フォルダ/ファイル一覧:アドレスバー
257 ツールバー:自動
258 ツールバー:常にON
259 ツールバー:常にOFF
260 アドレスバーにフォーカス
262 フォルダ/ファイル一覧:コピー
263 フォルダ/ファイル一覧:切り取り
264 フォルダ/ファイル一覧:貼り付け
265 フォルダ/ファイル一覧:削除
266 フォルダ/ファイル一覧:プロパティ
267 位置:左
268 位置:右
269 位置:上
270 位置:下
300 フォルダ/ファイル一覧:ここを親にする
301 フォルダ/ファイル一覧:デスクトップを親にする
302 フォルダのファイル表示:なし
303 フォルダのファイル表示:全て
304 フォルダのファイル表示:既定のワイルドカード
305 フォルダのファイル表示:カスタム
400 フォルダ/ファイル一覧:サブフォルダも表示
402 ファイル一覧のファイル表示:全て
403 ファイル一覧のファイル表示:既定のワイルドカード
404 ファイル一覧のファイル表示:カスタム
450 フォルダ/ファイル一覧:フォルダ表示ON/OFF
503 ヒストリ:削除
510 ヒストリ:ヒストリ項目1〜
701 ブックマーク:ブックマークの整理
800 プロジェクト:開く
801 プロジェクト:名前を付けて保存
802 プロジェクト:上書き保存
803 プロジェクト:閉じる
900 プロジェクト:追加
901 プロジェクト:削除
902 プロジェクト:上へ
903 プロジェクト:下へ


アウトプット枠のコマンド値一覧

1001 枠を閉じる
1002 中断
1005 検索
1006 次の結果
1007 前の結果
1008 タグジャンプ
1009 クリア
1010 下候補
1011 上候補
1013 すべてコピー
1014 レジストリ変更を元に色を更新(V8.30以降)
1015 先頭にカーソル移動(V8.89以降)
1016 最後にカーソル移動(V8.89以降)
1100 位置:左
1101 位置:右
1102 位置:上
1103 位置:下